絵を描くときに必ずやるべきこととは?
イラストレーターのいづ(@izusan_14)です。
イラストを描きはじめてしばらくたったときや、次の日に描いたものを見ると
あれ?ここおかしいな…
さっきも修正したのにまた違和感がある!
昨日あれだけ修正したのに今日見たら全然直ってない!
ショック…
みたいな状況になったことはありませんか?
私も『絵描きにはよくある出来事だ』とその原因を解明しようとも思わず、最近までよくこんな状況に陥ってました。
今回はそんな『絵を描いているときあるある』に悩んでいる方へ、絵を描くときに必ずやるべきこと4選をご紹介します。
もくじ
あくまで私個人のやってみてよかった方法となります。
カラーラフを描く
カラーラフってなに?
カラーラフとは、ラフ段階のイラストにおおまかに色を塗り、完成形をイメージしやすくする工程のこと。
いざ着彩作業に入ったとき、『塗ろうとしていた色合いだとこの線画に合わない…』などのミスを事前に防ぐことができます。
完成形が見えてきて迷いがなくなる
えっ!ラフ段階なのにチェックするためだけに色塗らなきゃいけないの!?それはちょっと面倒…
普段カラーラフを描かない方からするとたしかに面倒かもしれません。
モチベーションを維持しながらいつもの工程にわりと時間のかかる工程を一つ追加しなければならないわけです。
ただ確実に言えることは、カラーラフを描いた方がイラストは早く出来上がります。
カラーラフの工程を入れることで線画・着彩作業に入るときにはすでに完成形が見えている状態。
つまりスムーズに迷いなく進められることにより大幅な時間短縮をすることができるのです。
カラーラフを描いたことがない方はぜひチャレンジしてみてください!
シンメトリーツールを使って確認する
惜しみなくツールを使う!
イラストを描くときにシンメトリーツールを使うのはずるい!
こんな意見をたまに見かけますが、使って全然問題ありません。
ツールは誰かが必要としているから存在します。あるものはどんどん駆使していきましょう!
左右反転をすると自分の手癖で描いていた部分の違和感が出てくると思うので、しっかり修正しましょう。
【反転・修正・確認】を癖づけると、反転をしなくてもきれいな輪郭が描けたり、ゆがみのない目が描ける力がちゃんとつきます!
またCLIPSTUDIOなどのお絵かきソフトにはショートカットキーを自由に設定することができるので、すぐ確認できるようにシンメトリーツールを使いやすいキーに登録しておくことをおすすめします。
いったん離れて全体を見てみる
画面から離れて冷静な目で見る
わりとこの方法が一番効果があると思っています。
実はこの方法、デッサンをするときによく使います。
座って黙々と描いていると顔と画用紙の距離が近くなり、狭い範囲の視覚情報しか得ることができなくなってしまうのです。
ラフや線画、着彩などの各工程ごとに一度席から立って離れて見てみると、違和感を感じる場所が見つかりやすいです。クオリティアップを目指している方はぜひ試してみてください。
絵を寝かせる
しばらくして見てみると違和感がたくさん!?
描いてるときはすごくうまく描けてたはずなのに、今見たらびっくりするくらい下手だった…
絵を描いている最中、一番精神的にくるこの現象…。
原因は『このキャラクターを自分の持つすべての力を注いで描いてやるぞ!』という自分自身のやる気・熱量です。
意外かもしれませんが、やる気や熱量がとんでもなく高い状態で絵を描いていると、興奮しすぎて違和感に気づけないことがあります。
なので、やる気MAXの状態で描きあげたイラストをやる気が収まったときに見てみると、描いている最中には気づかなかった違和感を見つけてしまい下手に見えてしまうのです。
対策としては一旦冷静になることです。
スマホゲームをしてみたり、ほかの絵師さんのイラストを見たり、昼寝をしてみたり…。
少しでも構わないので少々絵を寝かせてみてください。
一番効果があるのは、一晩絵を寝かせる方法です。
描くことを中断して頭をすっきりさせてからの方が断然違和感に気づきやすくなります。
修正するのはつらいかもしれませんが、描き上げたイラストを次の日に改めて確認し、修正が終わったらSNSにあげるようにすると、下手に見える心配もなくクオリティも高く見えるのでおすすめです!
まとめ
- カラーラフを描くとスムーズに迷いなく進められるので大幅に時間短縮をすることができる!
- シンメトリーツールを使ってゆがみを修正する! 【反転・修正・確認】を癖づける !
- 席を立って離れて見てみると違和感を感じる場所が見つかりやすい!
- 描き上げたイラストを次の日に確認してから修正するとクオリティアップ!
いかがでしたか?
みなさんが楽しく早くイラストが描けるようになることを祈っております!